FOVEONISTA

the SIGMA Foveon X3 photograph, and more.
howto

片側半分が暗い写真をPhotoshopで補正する

Le Kruse après correction

「Le Kruse après correction」

 

基本的には、本来の画を損ねるような補正は好きじゃないんです。

でも、「納品しようにも原本これしかない!」とか、補正テクが必要な事ってやっぱあるので、メモ。

フラッシュを使った撮影やライティングをミスったとかで、片側が暗くなることありますよね。

現場で気付いて撮り直せれば良いのですが、そううまくはいかない。そんな時は潔くPhotoshopを頼りましょう。

by Photoshop CS6 です。簡単です。

 

この写真は左側が暗いので、この部分を少し明るくします。

補正前

(これはサンプルで意図的に暗くしてます)

グラデーションをかける

 

 

1. 新規レイヤーを作り、グラデーションツールでグラデを大きめにとります。選択範囲を作るので、明るくしたいところを覆うようにグラデをかけます。

片側が透明になるグラデーションを選びましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

選択範囲をつくる

2. レイヤーウィンドウの「レイヤー1」のサムネイルの部分を「⌘command + クリック」して選択範囲を作ります。

これが今作ったグラデーションの選択範囲になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新規調整レイヤーの「トーンカーブ」

3. レイヤー1はお役御免で目玉隠し。元写真(この場合は「背景」)の明るさを補正しますので、このレイヤーをクリックして選択します。

明るさの補正には「トーンカーブ」を使うと良いでしょう。

この時、

イメージ/色調補正/トーンカーブ

ではなく、

レイヤー/新規調整レイヤー/トーンカーブ

を使うのがポイント。

前者は写真そのものを調整するので、保存終了後もとに戻せません。

後者は元写真の上に効果を乗せるので、保存終了後も元写真が残っています。

*CS6ではウィンドウメニューに新規調整レイヤーがまとまっていて便利なので、常に表示させておくのがオススメです。

4.これで完成。

before / after

before / after

 

グラデーションを使うことで、右側はそのままに、グラデをかけたところだけ補正できます。

光の具合で諦めた写真があったら、ぜひ試してみてください。

 

 

 

 

 

“Panoramic Photography” PhotoshopCS5でパノラマ写真を作る

空に浮かぶオレンジの羽 - A Orange feather floating in the sky.

空に浮かぶオレンジの羽 - A Orange feather floating in the sky.

SIGMA SD1 + 85mm F1.4 EX DG HSM + Adobe PhotoshopCS5 “Photomerge”

 

パノラマ写真とは、複数の写真を合成した横に長い写真のこと。

85mmで撮りながら、横の変化を収めたいなと思い、んじゃ繋いでみようと。

そこで、やってみた。Photoshopのパワー全開な感じで面白い。お持ちの方はお試しを。

このパノラマ写真は、

「元になる4枚をSPPにて現像(すべて同じパラメータを適用)→Tiff書き出し→PhotoshopCS5で合成」

という工程で作りました。

 

1. TiffをPhotoshopの”Photomerge”で読み込む

Photomerge

Photomerge

SPPの段は割愛。

準備ができたら、Photoshopの

ファイル/自動処理/Photomerge…

を選択。合成したい元画像を選択するダイアログが開きます。

 

2. レイアウトを選択してファイル合成開始

今回は以下をチェックして合成しました。

レイアウト:「自動設定」

・画像を合成

・周辺光量補正

・歪曲収差の補正

2. レイアウトを選択

2. レイアウトを選択

 

 

 

パノラマを作る場合、それぞれの写真の色合いや露出の違い等々で繋ぎ目が不自然になりますが、専用ソフトを使うことで自動で調整してくれます。

特にPhotoshopはその辺が大得意分野。ゴリゴリ計算して最適な繋ぎをしてくれます。

 「コンテンツに応じる」という塗りつぶし技術に比べたらパノラマなんて簡単なのかも。

3. 写真が繋がる

合成中

合成中

 

まずは写真の最適な「重なり」を探すようです。

重なりが確定すると、そこから合成が始まります。合成にかかる時間はマシンパワーによります。

MacBook Air 1.8GHz デュアル Core i7 + SD1のファイル 8bit Tiff/44.3MB/4704 x 3136 4枚の合成で1分程度。

これで出来上がったファイル

合成後

合成後

 

繋ぎ目が、和紙をちぎって組み合わせたように細かく、最適な箇所を選んだラインになっていて驚き。

ただ重ねるだけだと雲の色合い等全然違うのですが、Photoshopパワーにより1枚の画として自然に補正されています。

あとは補正・レタッチなどお好みで処理して、クロップして出来上がり。

水平を取らずに撮ったのですが、この通りうまくやってくれました。

きちんと水平を取って素材を撮れば、Photoshopさんはもっといい仕事をしてくれるかもしれません。

Adobeによると、「40%の重なり部分が欲しい」とのこと。

確かにギリギリで撮ったものは接合されず2枚ずつに分かれたりしました。

 

以上、Photoshopをお持ちの方はお試しあれ。

繋ぎ目

繋ぎ目

 

How to retouch the colorful fringe.

Sakura (retouch)

SIGMA SD1 + 50mm F1.4 EX DG HSM

 

単焦点レンズの開放付近で出るグリーンやパープルのフリンジ。

Sakura.

(これは元の写真。Sigma Photo Pro5.2で現像・jpeg書き出し)

特にSD1 + SIGMA 単焦点F1.4シリーズだと、超開放のボケ部に顕著に出ますね。

Photoshopを利用したフリンジの消去方法をご紹介します。

 

*Adobe Photoshop CS5 を使用*

 

1.メニューから色調・彩度を選択

a.イメージ/色調補正/色調・彩度

または

b.レイヤー/新規調整レイヤー/色調・彩度

を選択。

※ 画像を調整する時はb.の調整レイヤーがおすすめ。a.のやり方だと元画像を直接編集するのでヒストリーが消えると戻せませんが、b.はレイヤーで重ねるので元に戻すのが簡単です。


 

 

 

2. 色調補正メニューで彩度を編集。

 

  • プルダウンの「マスター」以外を選ぶ(スポイトした時に正確に選択されるので、ここでは何でも良い)
  • 左端スポイト(記号なし)でフリンジのカラーを抽出
  • 「彩度」スライダーを左端へスライド。これでフリンジが消える
  • 下のカラースライダで微調整も可能。色が残るので、更に消したいフリンジで同じ手順を繰り返す


 

 

左が調整前、右が調整後。丁寧にやれば綺麗にできそう。

 

retouch sample

 

*露出やレベル、トーンカーブの調整など、その他の調整も「調整レイヤー」でやるのがオススメです。